一月は稼ぎ時じゃ~。
一年の計は元旦にありじゃから、
参拝客よりもこっちが力を入れんといけんのぅ。
某社の、福男にあやかって、
福巫女でもやろうかと提案したら、里神楽家の女衆は冷めた目でワシを見よった。
…年よりはいたわらんかい。
境内に結ばれた絵馬を見ると、
様々な願い事が書いてあった。
「家族が、健康でありますように
鹿島 崇」
…ここまで純朴な高校生がまだ日本にいるとは驚きじゃ。
買い物の季節ね!
秋、そして冬。
コートにブーツにマフラーに!
仕事の帰りに通るショップは、毎日でも顔を出すわ。
今日は、ブーツを購入。
こげ茶のロングブーツ。
あと、この時期は本も大量に買いたくなる。
いつもは、仕事用のマニアックな論文をネットで買うんだけれど、
ファッション誌とか、文庫本とか、写真集とかね。
今日は葵姉に、
強引に髪を切りに行かされた。
耳元でハサミがちょきちょきするのが嫌だから行ってなかったのに…。
「あんた、半年も美容室行ってないのに、
頭はなんでプリンじゃないのよ」
って、突っ込まれた。
髪の毛は、銀兄と染め合いっこするから…。
9月1日 里神楽 紅
暑い夏は、そうめんがいいですね。
今日は、おばあちゃんがピンクのそうめんを、
僕のうつわにいれてくれました。
小さな幸せだけど、
僕は幸せです。
8月25日 鹿島 崇
水打ち…水を打つこと。水をまくこと。
俺は無表情らしく、
暑い日も、暑がっているように見えないらしい。
本当は、夏の暑さにも冬の寒さにも弱いのにな。
今日は、境内の水打ちをしていたのだけど、
あまりに扱ったので水を汲んだバケツに顔を突っ込んでいたら、
「紛らわしい!」
と、母さんに怒られた。
8月9日(水) 里神楽 銀